高齢の親が痩せてきた…低栄養(フレイル)を防ぐ食事のコツ

宅配弁当

なんか最近、母が少し痩せた気がする、と感じたのは、去年の夏に実家へ帰ったときでした。
88歳になる母は一人暮らし。車で2時間ほどの距離なので、月に1回は顔を出しています。

久しぶりに会った母は、どこか体が小さくなったように見えました。
食事のときも、以前より食べる量が少なくなっていたのです。

「食欲ないの?」

そう聞くと、母は笑いながらこう言いました。

「そんなことないけど、あんまりお腹が空かないのよ」

高齢になると、食事量が少しずつ減っていくことがあります。
食欲が落ちることもありますし、噛む力が弱くなったり、料理をするのが面倒になったりすることもあります。

ただ、この状態が続くと少し心配です。

なぜなら、高齢者の場合「食べる量が減ること」が体力の低下につながることがあるからです。

この状態は、最近よく耳にする フレイル(虚弱) の入り口とも言われています。
簡単に言うと、体力や筋力が落ちて弱っていく状態です。

高齢者の食生活では

食事量の減少
栄養不足
体重減少

などが重なることで、フレイルのリスクが高まることがあります。

ただ、多くの場合、原因はとてもシンプルです。

「ちゃんと食べていない」

これだけなのです。

とはいえ、離れて暮らしていると、親の食事を毎日管理することはできません。
私も最初は、どうしたらいいのか分からず色々調べました。

この記事では、私の体験をもとに

高齢の親が痩せてきた理由
低栄養(フレイル)を防ぐ食事のポイント
家族ができるサポート

について、できるだけ分かりやすくお話ししていきます。

もし最近、

「親が少し痩せた気がする」

そう感じているなら、きっと参考になると思います。

高齢の親が痩せてくる主な理由

「最近、母が痩せた気がする」

そう感じたとき、多くの人はまず病気を心配するかもしれません。
もちろん病気が原因のこともありますが、高齢者の場合、もっと身近な理由で体重が減ることも少なくありません。

私も母の様子を見ていて、「どうして食べる量が減ったんだろう」と不思議に思いました。
調べてみると、高齢者が痩せてくる背景にはいくつか共通した理由があることが分かりました。

ここでは、特に多い原因を紹介します。

食事量が少しずつ減っていく

まず一番多いのが、食事量の減少です。

高齢になると、若いころに比べて

食欲がわかない
お腹が空きにくい
少し食べると満腹になる

といった変化が起こります。

そのため、本人は「普通に食べているつもり」でも、実際には摂取カロリーが減っていることがあります。

私の母もそうでした。

食事のときに「ちゃんと食べている」と言うのですが、よく見るとご飯の量もおかずの量も以前より少なくなっています。
それが毎日続けば、当然体重は少しずつ減っていきます。

噛む力や飲み込む力の低下

もう一つ大きな理由が、噛む力の低下です。

高齢になると

歯の問題
あごの筋力低下
飲み込む力の低下

などが重なり、食べにくい食材が増えてきます。

例えば


繊維の多い野菜
硬い食材

などです。

食べにくいものが増えると、自然と食事の種類が減っていきます。
すると、栄養バランスも崩れやすくなります。

一人暮らしによる食事の簡素化

高齢の親が一人暮らしの場合、食事が簡単なものばかりになることもあります。

例えば

ご飯と味噌汁だけ
パンだけ
お茶漬けだけ

というような食事です。

一人分の料理を作るのは、意外と手間がかかります。
年齢を重ねると、その負担が大きく感じられるようになります。

その結果、料理をしなくなり、食事内容が偏ってしまうことがあります。

栄養不足が続くとフレイルの原因になる

こうした状態が続くと、体に必要な栄養が足りなくなります。

特に不足しやすいのが

タンパク質
エネルギー
ビタミン類

です。

これらが不足すると

筋力低下
体重減少
体力低下

といった変化が起こりやすくなります。

この状態は フレイル(虚弱) と呼ばれることがあります。
高齢者の健康を考えるうえで、最近とても注目されている状態です。

「食事」が健康の大きなカギになる

こうして見てみると、高齢者が痩せてくる理由の多くは、実は食事に関係しています。

食べる量が減る
食べにくい
料理が面倒

こうした小さな変化が重なることで、体重が少しずつ減っていくのです。

だからこそ、高齢の親が痩せてきたと感じたときは、

「きちんと食べられているか」

を見直すことがとても大切になります。

次の章では、低栄養やフレイルを防ぐために意識したい 高齢者の食事のコツについてお話しします。

低栄養(フレイル)を防ぐための食事のコツ

高齢の親が痩せてきたとき、多くの人が「もっと食べてほしい」と思うものです。

ただ、無理に食べさせようとしても、なかなかうまくいきません。
大切なのは「食べやすく、続けやすい食事」にすることです。

私も母の食事についていろいろ調べる中で、いくつかのポイントがあることが分かりました。
ここでは、家庭でも意識しやすい食事のコツを紹介します。

1回の食事量にこだわりすぎない

まず大切なのは、1回の食事量にこだわりすぎないことです。

高齢になると、一度にたくさん食べるのが難しくなります。

そのため

朝・昼・夜の3食だけでなく
間食を取り入れる

という方法もあります。

例えば

ヨーグルト
バナナ
チーズ
プリン

など、食べやすいものを少しずつ取り入れるだけでも栄養補給になります。

タンパク質を意識してとる

高齢者の食事で特に大切なのが タンパク質 です。

タンパク質は筋肉を作るために欠かせない栄養素です。
不足すると、筋力が落ちやすくなります。

取り入れやすい食材としては



豆腐
鶏肉

などがあります。

ただし、噛む力が弱くなっている場合は、柔らかく調理することも大切です。

食べやすい料理を増やす

食べにくい料理は、どうしても残されがちです。

そのため、高齢者の食事では

柔らかい
飲み込みやすい
小さく切ってある

といった工夫が必要になります。

例えば

煮魚
煮込み料理
やわらかい野菜

などは比較的食べやすい料理です。

食事の準備の負担を減らす

もう一つ大切なのは、食事の準備を無理なく続けることです。

高齢者の場合

料理が面倒
火を使うのが怖い

と感じることもあります。

また、離れて暮らしている家族が毎日料理を作るのも現実的ではありません。

最近は、こうした負担を減らすために 高齢者向けの宅配食サービス を利用する家庭も増えています。

管理栄養士が栄養バランスを考えて作った食事を冷凍で届けてくれるので、電子レンジで温めるだけで食べられるものも多くあります。

高齢の親の食事は、完璧を目指す必要はありません。

「無理なく続けられること」

これが一番大切だと思います。

私も母の食事を心配していろいろ試してきましたが、続けやすい方法を見つけることが一番のポイントだと感じました。

次の章では、離れて暮らす家族ができる 食事サポートの方法 についてお話しします。

離れて暮らす家族ができる食事サポート

高齢の親が痩せてきたとき、子どもとしてはとても心配になります。

ただ、毎日実家に行って食事を作ることは簡単ではありません。
私も仕事がありますし、母の家までは車で2時間ほどかかります。

そのため、最初は「どうやって食事をサポートすればいいのか」と悩みました。

いろいろ試してみた中で、離れて暮らしていてもできる方法がいくつかありました。

食事の様子をさりげなく確認する

まず大切なのは、親の食事の様子を知ることです。

例えば電話をしたときに

「今日は何食べたの?」
「ちゃんとご飯食べてる?」

と軽く聞くだけでも、食事の状況が分かります。

私も電話をすると、自然に食事の話をするようにしています。

高齢になると、自分から「食べていない」とはなかなか言わないことも多いので、さりげなく聞くことが大切だと感じています。

食べやすい食材を送る

離れて暮らしている場合、食べやすい食材を送るのも一つの方法です。

例えば

柔らかい魚
レトルトの煮物
ヨーグルト
プリン

などです。

母も最初はこうしたものをよく食べていました。

ただ、正直なところ毎回送るのは少し手間がかかります。
冷蔵のものだと日持ちもしません。

食事の準備が楽になる方法を考える

高齢者の食事で意外と大きな問題になるのが「料理の負担」です。

年齢を重ねると

買い物が大変
料理が面倒
火を使うのが不安

と感じることも増えてきます。

そのため、食事を作ること自体が負担になってしまうことがあります。

私も母の様子を見ていて

「毎日料理をするのは大変だろうな」

と思うようになりました。

宅配食という選択肢

最近は、高齢者向けの宅配食サービスも増えています。

管理栄養士が栄養バランスを考えた食事を、冷凍で届けてくれるサービスです。

電子レンジで温めるだけで食べられるので

料理の負担が減る
栄養バランスを整えやすい
離れていても安心

といったメリットがあります。

私も母の食事を心配して調べる中で、こうしたサービスを知りました。

実際にいくつか比較してみると、高齢者向けの宅配食には

やわらかい料理
栄養管理されたメニュー
食べやすいサイズ

など、さまざまな工夫があることが分かりました。

母がお世話になった宅配弁当には、とても感謝しています。

まとめ

高齢の親が痩せてきたと感じたとき、多くの場合は

食事量の減少
噛む力の低下
料理の負担

といった理由が重なっています。

そのままにしてしまうと

栄養不足
筋力低下
体力の低下

につながる可能性もあります。

だからこそ、まずは

「ちゃんと食べられているか」

を見直すことが大切です。

とはいえ、完璧な食事管理を目指す必要はありません。

食べやすい料理を増やす
少しずつ栄養をとる
無理なく続けられる方法を見つける

こうした小さな工夫の積み重ねが、親の健康を支えることにつながります。

私も母の食事について悩んだ時期がありましたが、「続けやすい方法」を見つけることが一番大切だと感じました。

もし最近

「親が少し痩せた気がする」

そう感じているなら、まずは食事のことを少しだけ見直してみてください。

それだけでも、大きな安心につながるかもしれません。

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